今から団体様の添乗で石垣島へ行ってきます、今回のツアーの目的は環境保全活動の一環として皆さんで100本のマングローブの苗木を植樹する事です先日まで台風が来ていたので心配でしたが過ぎ去ってくれて良かった。
今回はJTAを利用しての石垣島です。)
あくまでも余談ですが前のほうの席をリクエストするとエコノミー料金でクラスJに座れます(機材変更がなければですが)
石垣島到着、さすがハワイと同じ緯度だけあって暑い!バスガイドさんのご案内で石垣島島内観光へ出発。
まず≪玉取展望台≫、島の北部にある展望台でよくガイドブックに載っている写真もここから撮られます、石垣島の海と山の両方の自然が見渡せる展望台です。
そして米原ヤシ林、八重山諸島にしかない米原ヤシの木がたくさんあります、高さ15mで根っこはスカートのように広がっています、これだけ大きなヤシの木ですがヤシの実は小さく3mmです
バス車内ではバスガイドの山田さんが三線(さんしん)を弾きながら『ツンダラ節』を歌ってくれました
そして昼食は沖縄料理、八重山そば、ラフテー、ミミガー、もずく、天婦羅などを頂き≪川平湾クルーズ≫へ
グラスボートにのってサンゴ礁を見に行きます。ここはいつ来ても綺麗で癒される場所でこの綺麗さを保っているのは地元の方の努力の賜物といつも感心いたします。(注)遊泳禁止です
その後バスに乗って≪バシナ展望台≫この展望台は先ほどの玉取展望台とは変わり石垣島の街が見える展望台です夜になると地元のカップルが夜景をみにたくさん来る場所です、3月にオープンする石垣島新空港も見えました
石垣島は『定年後住みたい場所』の人気のリゾートでここ5年間で人口が急激に増えたそうです。ちなみに場所にもよりますが1坪17~35万円、家賃も6~7万円めちゃくちゃ安いわけではありません、ちなみにガソリン代はこの時期で本土と比べて15円ほど高かった運搬費がかかるようです
今回宿泊の日航八重山、このホテルは大浴場も完備されていて朝食も地物の食材をふんだんに使われているすごしやすいホテルでした。
夕食へは≪ひとし≫、このお店は地元の方に紹介していただいたお店で魚屋さんがやっているマグロ専門の居酒屋です、 メニューは全ておいしくマグロのカマ煮、石垣牛の握り寿司、生ウニ入りソーメンチャンプルー、中トロ、マグロの軍艦巻き海ぶどう乗せ、が美味しいかった。席は満席で地元の方でいっぱいです予約をしないと入れないお店です。早速帰って私の作った世界のお得で美味しいお勧めレストランリストにインプットしました。
翌日は8時半の出発で船に乗って石垣島から15分の竹富島へ行きました。竹富島は人口350人周囲9kmの島で木造の赤瓦の屋根の沖縄らしい民家がたくさん残っている島で民家の中を水牛車にのってめぐります。
水牛車のなかでは三線で沖縄の代表的な民謡『安里屋ユンタ』を弾いていただきました。
本当に都会とは違う静かな島で水牛車にひかれいる最中は風の音や水牛車が動く音しか聞こえませんでした、ここも癒されますよ
船で石垣島へもどりマングローブの植樹です。
石垣島の西側≪名蔵湾≫で植樹をします、名倉湾には以前たくさんのマングローブがありましたが道路工事のため何十年も前に伐採され生態系が大きく変わりました、そこに植樹し昔のマングローブ林を取り戻して小さな魚や貝が育つ土壌を作り綺麗な海に戻すのが目的です。30年ほど前から石垣島の方たちが取り組んでおられますが植樹を1000本しても1本しか成長しないのでほんとに根気のいる作業です。
この苗木は3年間かけて育てられました、この苗木を穴を掘って植樹します
小さいのが今日植えた苗木、大きいのは植樹して七年たったマングローブです。
次は成長したマングローブから種を取って苗木に育てる作業です、一人20本の種を取って別の場所で丁寧に育てます
今回ツアーのメインである植樹をしてみて感じたのは、まず地元の方たちがボランティアで自分たちの土地を後世のために綺麗にしたい気持ちや自分の島を本当に愛している気持ちをすごく感じました。そして自然を破壊するのは簡単だけど自然を戻すにはかなりの年月が必要ですごく根気の要る作業です。自然を破壊しない為には私たち一人一人の少しの心づかいで役に立てるとも感じました、このようなツアーを企画できて大変光栄に思います。ご協力いただきました皆様ありがとうございました。
この土地がマングローブでいっぱいになりますように願います。