こんにちは!
さて、早速ですが昨年度の忘年会、私たちはフランス料理の“Le Cros de Kuro”(ル・クロ)
東心斎橋店にお邪魔いたしました。
ル・クロさんでは3つの食育キーワードを大切にされております。
『楽しさ』『感動』『創造』です。詳しくはル・クロさんのホームページをご参照下さい。
『ル・クロ』さんの外観はパリにあるような可愛らしいたたずまいをしており、
上階に個室がありました。
店内はフランスの一軒家のようで小物や椅子・カーテンなどもヨーロピアンテイストでした。
螺旋階段で上がった個室はヨーロッパと日本の文化が合わさり、
とても異国情緒溢れる雰囲気で演出されておりました。
さて、今回私たちがご賞味させて頂いたスペシャルコースは全部で9種類です。
・アンチパスト1種
・冷製オードブル2種
・温製オードブル1種
・スープ1種
・お魚料理1種
・お肉料理1種
・お口直し1種
・デザート1種
これから各々の料理を紹介していきたいと思います♪
まず1品目は『生桜えびカダイフ包み』です。
※すみませんが、写真は紛失したためございません;ご想像下さいませ。
カダイフとはとうもろこし・小麦粉・塩をよく練り糸状にしたものです。
生桜えびがとてもやわらかくて糸状のカダイフのサクサクが絶妙にマッチしており、
楽しい食感を味わうことができました。
個人的にまず生桜えびを口に含み、その後にカダイフを少量ずつ含む食べ方が
一番カダイフの食感を最大限に感じられると思いますので、ぜひ試してみてくださいね☆
2品目は冷製オードブルの『生うにのムース』です。
※すみませんが、写真は紛失したためございません;ご想像下さいませ。
一番下に焼きナス、間にうにのムース、上部に卵とキャビアかあり、
付け合わせにコーン(ブルボンのエリーゼという棒状のお菓子の甘くないもの)がありました。
うにのムースと卵が凄くまろやかな味わいを引き出しています。
これだけ聞くとしつこいような味が想像きますが、(そう思うのは私だけかも知れませんが・・・)
下部の焼きナスやコーンがまた別の味わいを楽しませてくれます。
まずコーンはサクサクとした食感はもちろん少し塩味が効いているので、
うにのムースやたまごのくどさを爽やかな味わいに変えてくれ、
また違った味わいを楽しめます。
次に、下部の焼きナスは大変さっぱりとしており、うにのムースと卵のまろやさかさに
アクセントが加わり最後まで飽きさせない逸品に変化させておりました。
3品目は冷製オードブルの『サーモンのマリネいくらのせ』です。
黄緑のソースはグリーンマスタードで、黄色いソースはみかんのソース、
黒いものブラックオリーブとなっております。
サーモンは半生焼きで上にいくらがのっておりました。
このお料理はソースやスパイスが色々な味わいを楽しませてくれる
お料理となっておりました。
まずグリーンソースはマスタードのコクが効いており、まろやかさを醸し出しています。
みかんのソースは少し甘めでしっかりみかんの味も聞いており、柑橘系の爽やかさを
味わえます。
ブラックオリーブはピリっと刺激が効いており、サーモンの味を引き締めてくれます。
サーモンが半生焼きの為、サーモン自体の味が淡白で全てのソースやスパイスの味を
楽しめることができました。
4品目は温製オードブルの『フォアグラのソテー&りんごのキャラメーゼ』です。
外見はまるでファンタジックな世界を表しているようで、大変かわいらしくなっておりました。
私は初めてフォアグラを賞味させて頂いたのですが、個人的にレバーを上品にソテーした
濃厚なのにあっさりした後味だなと思いました。
りんごのキャラメーゼを加えると、リンゴの元々の甘さとそこまで甘すぎないキャラメーゼが
見事マッチングしており、そのままだけでもおいしく頂けるのですが、柔らかいフォアグラと
一緒に食したとき、りんごのシャキシャキ具合が全面に食感を楽しませてくれ、
新食感でした。
回りにかけられたバルサミコ酢も鼻に抜けるように感じ、
最後まで味わいを感じることができました。
この間にワインを1本注文♪
お店の名前が付いた『ル・クロ』の赤ワインを頂きました。
はじめはバラのような甘い香りがし、味わいは赤ワインなのにロゼのような甘さがあり、
ただしその中にも赤ワインの渋味がしっかりプラスされておりました。
グラスを回すとまた味が変化し、匂いは先ほどの甘さを除き芳醇になり、味は酸味が
しっかり効いてコクがましたようでした。
まるで純真無垢な少女が恋を知って、胸をいっぱいにして青春を謳歌するような
味わいでした・・・
(・・・すみません、少しポエミーすぎましたね;笑)
5品目はスープの『サツマイモのポタージュ』です。
凄くまろやかで、現実の外の寒さから暖かく室内に歓迎してくれるような優しさを感じる
味わいでした。
食感はふわふわした綿あめのような口当たりでした。
6品目はお魚料理の『オマールエビのスープ仕立て』です。
すり身のオマールエビをパートブリック(チュニジア料理に端を発する薄いクレープ状の川の
ことで、日本の春巻きの皮にもよく似ています)に包んだものでした。
下にアクセントのあるちりめんキャベツが敷いており、サクサクのパートブリックに包まれた
すり身のオマールエビのプリプリした食感と絶妙にマッチして大変おいしかったです。
7品目はお肉料理の『和牛ランプ』です。
希少部位であるランプ肉(腰からお尻にかけた部位で柔らかい赤身肉で
味に深みがあります)にマデラワインソースがかけられていました。
ランプ肉は大変柔らかく、ソースに酸味がありランプ肉の濃厚さを際立たせていました。
もちろんソースなしでもランプ肉自体が大変味わい深いのですが、ソースをかけることに
よって、ランプ肉の本来のおいしさ、食感を感じさせてくれます。
8品目はお口直しの『かきとライムのシャーベット』です。
ライムのさっぱりとした味わい・香りが大変効いており、お口直しにピッタリのお料理でした。
最後の9品目はデザートの『洋梨アイスクリームとマロンのブリュレ&ガトーショコラ』です。
ドイツ風のシュトゥルーデル(詰め物を幾層にも巻く甘い菓子であり、クリームを添えて
提供される)の上に添えられているアイスクリームは洋梨の味わいがしっかりしており、
トッピングのヘーゼルナッツはアクセントになっていました。
マロンのブリュレは中身がリンゴのような食感でガトーショコラの上にはティラミスが添えられていました。
程よい口当たりとガトーショコラの苦味がティラミスと相性抜群でその上に洋梨の
アイスクリームを載せれば、一度に冷温の味わいを楽しめるので、
ぜひ試してみてください♪
以上で、『ル・クロ』さんでの忘年会は終了です。
初め9品もあると少し多く感じましたが、1部屋に1名担当の方がついており、時間を計算して
お料理をサーブして頂けるので、特に多すぎるという印象は感じませんでした。
(私たちはワインを2本も頂いたので18時にスタートして気づけば22:00となっておりました!!)
『ル・クロ』さんは、外観も可愛らしく身近な場所にこんなにお気軽にフレンチを
ご賞味させて頂ける素敵なレストランなのでお時間ございましたら、
ぜひ立ち寄ってみてください!
ここまでご一読して頂きまして、誠にありがとうございました!!
次回もお楽しみにお待ち下さい♪