Day1　歴史ある京都でしか体験できないプログラムが勢揃い

【一保堂茶舖、新門前米村】

1717年創業、日本を代表する茶専門店「一保堂茶舖」。一般向けの販売はもとより、茶道の各流派との取引も盛んで、加工した茶だけでなく茶器に至るまで幅広い商品を扱っています。今回はこちらで行われる日本茶のワークショップにご参加いただき、淹れ方のコツ、茶葉の選び方などを学びます。そして8種類の銘柄をテイスティングし、日本茶の魅力と美味しさを実感していただきます。

昼食は京都らしい風流な街並みが印象的な祇園にあるレストラン「新門前米村」でお召し上がりください。2022年度のミシュランガイドで二つ星を獲得した、実力派の米村昌泰シェフが手がけるのは、自由な発想を散りばめたハイセンスなフランス料理。現代作家・骨董・ヨーロッパの作品を食器に用いるなど、美味しさ以外の楽しみも盛り沢山です。

【清水寺、仁和寺・松林院】

食事の後は、山の斜面にせり出すように建てられた舞台で知られる「清水寺」へ。今から1200年も前に開創した著名な観光スポットですが、今回のツアーでは通常非公開の場所への案内で清水寺の新たな一面に迫っていきます。壁一面に御仏の彫像が敷き詰められた「多宝閣」、格式の高い「成就院」の庭園など、貴重な特別拝観が目白押しです。名寺を後にして、次の目的地は今宵の宿である「松林庵」に向かいます。真言宗御室派の総本山である「仁和寺」の神域に立つ宿坊は1日1組限定。宿泊当日は翌朝まで仁和寺の境内が貸切となり、金堂の阿弥陀如来像のご参拝をはじめ、普段は非公開の五重塔・観音堂内部の見学、神秘的な夜の境内の参拝など、ここでしか体験できないプログラムにご参加いただけます。

Day2　和の様式美を実感しながら古都の新たな一面に迫る

【仁和寺　金堂、金剛能楽堂、天ぷら 圓堂 岡崎邸】

2日目は「仁和寺　金堂」での勤行からスタート。僧侶たちとともに御本尊に手を合わせて心清らかな朝を迎えましょう。

宿坊をチェックアウトしたら送迎車で「金剛能楽堂」へ移動します。ここでは重要無形文化財保持者の能楽師によるレクチャーのもとで、能（能楽）の世界に触れていただきます。能舞台を歩いてみたり、舞・謡の基本動作を体験したり。そして実際に能の舞台を鑑賞すれば、約650年もの間、代々受け継がれてきた日本の古典芸能の魅力を理解できることでしょう。

午後のスケジュールへと移る前に「天ぷら 圓堂 岡崎邸」で食事を。瀬戸内海産の新鮮な魚介類や、旬の美味しさが花開く京野菜など、最高級のネタを用いた天ぷらは海外のゲストにも大評判の美味しさです。

＜特別文化体験＞織部流扶桑派家元による特別茶道体験

【平安神宮　尚美館】

まるで池に浮かんでいるように、張り出したフォルムが印象的な平安神宮の貴賓館「尚美館」。細やかな装飾が施された外観のみならず館内も贅を尽くしたしつらえが見事です。特に、日本画家の巨匠・望月玉渓が描いた鶴と松竹梅の襖絵は、その美しさと迫力に思わず息を呑むほど。通常は非公開の優美な空間で行われるのは、織部流家元による特別茶道体験です。今回は茶道の中でも貴族や皇族など高貴な方に対して行われる、二ツ頭呈茶という作法を披露していただきます。最上級のおもてなしを通じて日本人の美意識を感じ、「一期一会」、「一座建立」のひとときをお過ごしください。

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【特別庭園ツアー】

ツアーの最後は美しい日本庭園を訪れます。ナビゲートしてくださるのは、昭和を代表する作庭家の故重森三玲さんの孫である千靑さんです。円柱を北斗七星に見立てたユニークな表現が個性的な東福寺の「八相の庭」を皮切りに、三玲さんの初期の傑作、光明院の「波心庭」、特別公開する一華院の「彷彿石庭」と「⻁靠山の庭」も見応え十分。一乗院では庭の敷き砂の上に模様を描く、砂紋引きの実演の様子もご覧いただけます。

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